大阪で事業再生を専門に仕事をさせて頂いております公認会計士の弓削一幸(ゆげかずゆき)と申します。

公認会計士と聞くと、会計や監査、税務の専門家だと思われる方もいらっしゃると思いますが、現在は、世間一般的な公認会計士とは全く異なる専門分野も身に着けて事業会社の経営全般に関するコンサルティングを大阪をはじめ関西を中心に行っています。
日本の地方からのご依頼も多くいただいております。

また、税理士や公認会計士といった専門家が属する会計専門家業界に変革を起こすために、他の会計専門家をビジネスコンサルタントに育成する活動を大阪を中心に全国で行っています。

略歴

京都大学法学部を卒業後、商社勤務を経て公認会計士試験に合格し、KPMG(現あずさ監査法人)大阪事務所へ入所。

国内の大手ヘルスケア用品メーカー、大手家電メーカー、金融機関等の法定監査、外国企業の日本子会社のパッケージ連結監査、M&Aの際の企業価値算定等の種々のデューデリジェンスに従事した後に独立し、大阪市北区に株式会社Corporate Solution Management設立。

主に全国の地方銀行と連携しながら、大阪より全国の中堅企業や中小企業の事業再生支援に従事する。

会計、財務、税務などの会計分野のコンサルティングのみならず、組織再編、事業承継、オペレーション、マーケティング、ブランディング、コミュニケーション、リクルーティング等の経営全般に対してメタな視点からのコンサルティングを実施し多くの企業を再生へ導く。

税理士や公認会計士などの会計専門家に経営コンサルティングのノウハウを伝授する「問題解決倶楽部」を大阪を中心に主宰。現在に至る。

<経歴>

大阪から全国を走り回って仕事をしています。アメリカンフットボールに明け暮れた日々

大学時代はアメリカンフットボール部に所属し、4年間で関西リーグ優勝2回、甲子園ボウル(大学日本一決定戦)出場2回、ライスボウル(学生王者と社会人王者の日本一決定戦)出場1回の経験をさせていただき、そのライスボウルでは社会人王者に勝って日本一を経験させていただくこともできました。

公認会計士試験に合格

大学卒業後は大阪の民間企業に勤務しつつ、大阪の社会人のアメリカンフットボールチーム(サンスターファイニーズ(現在はエレコム神戸ファイニース))にて社会人フットボーラーとして約5年間活動した後に、公認会計士試験に合格。

合格と同時にKPMGの大阪事務所に入所し、約4年弱の勤務期間の中で、多くの実務の経験をさせていただきました。

大阪にある国内大手電機メーカーの全世界子会社等の連結監査、海外投資銀行の国内消費者金融買収のデューデリジェンス、ヨーロッパ系食品コングロマリット企業の日本事業のパッケージ監査、破綻金融機関の貸出債権評価のデューデリジェンス等々。

KPMGの大阪事務所では、4年弱という短期間にありとあらゆる業務を経験させていただき、現在の自分の基礎を作っていただいた貴重な時間でした。

事業再生という仕事

4年弱のKPMG大阪事務所勤務後に独立させていただき、当時の小泉首相と竹中大臣が進めていた金融機関の不良債権処理を、多くの金融機関の方々と一緒になって進めて、大阪を中心として全国の中堅・中小企業の事業再生を推し進める一端を担わせていただきました。

当時は都市銀行のみならず、地方銀行や信用金庫にも多くの不良債権が蓄積されていた時代であり、大阪から全国を飛び回って様々な業種の、事業の傷み具合のステージも異なる企業に向き合って、事業の再生、雇用の確保を念頭に仕事をさせていただきました。

再生のフェーズに入ったクライアントはすでに担保目いっぱいの借入を行っており、不動産等の担保余力はすでになく、我々が作成する再建計画書だけが「担保」となるような、金融機関にとってもリスクの高い融資も多くあって、地方の金融機関の覚悟というか、銀行マンらしさをひしひしと感じる機会も度々あったことをよく覚えています。

大阪を初めとして地元の経済は自分たちが守るんだという強い意志をもっていらっしゃる素晴らしい銀行マンと多くの仕事をさせていただきましたことも私の大きな財産です。

大阪にて事業再生の仕事を始めました頃は、会計、財務、税務を中心とした会計コンサルティングが提供できるサービスでした。

財務調査、事業調査を実施して、再建計画書及びそこに添付する数値計画を作成し、クライアントから金融機関に提出してもらって、メイン銀行を中心とした金融機関からニューマネーを資金供給してもらうのです。

その資金を手掛かりとしてクライアントは事業の再生を図るべく、管理会計等を使ってビジネスを見える化し収益向上策を講じるわけです。

事業再生(コンサルティング)で得た知見

事業を再生するためには、ありとあらゆる知見が必要になります。
これは、事業再生という特殊な仕事に限らず、コンサルティングの仕事全般に言えることです。

再生実務をこなしながら私がひしひしと感じたのは、公認会計士の専門領域である会計、財務や税務、もしくは基礎的な経営学の知識だけでは、真の意味で事業を再生させることは本当に難しいということでした。

管理会計を導入してKPIを適切に設定し、PDCAを回すことだけでもある程度業況は改善することもあります。
しかし、ビジネスそのものを良くするためには、管理会計だけでは全く歯が立たず、他の専門分野、特にマーケティングの考え方は必須であることを強く認識させられました。

私の経験上、おおむね、日本の中堅・中小企業には、勿論一部の例外はあるでしょうが、マーケティングというものが存在しません。

真の意味で事業を再生し、将来に向けて社会をよくするためにビジネスを展開していただくためには、哲学の部分も含めたマーケティングの力を導入して定着させる必要があります。
そのために、私は実務で仕事をこなしながら、日々マーケティングとは何かについて独学を続け、戦略系のコンサルティング会社に勤務する友人や、大手広告代理店に勤務する知己に教えを乞う日々を重ねました。

そして、学んだことをクライアントの実務に落とし込んでPDCAを回しつつ、実務の中でマーケティングの思想というものを自分なりに身に着けることができました。

さらに、問題を読み解き、課題を設定して対策を立案しても、それを実行するのはクライアントのマネジメントやスタッフです。
私自身がクライアントのスタッフとして動くことは原則ありません。
再生のフェーズに入ったクライアント企業のスタッフのモチベーションは総じて著しく低い。
もちろん、中には逆境など苦にしない精力的なスタッフもいらっしゃるのですが、極めて少数派です。
そのような中で、彼らの気持ちを動かして、行動する気にさせることは並大抵のことではないということが経験して初めてわかりました。
人の気持ちの問題ですから、そこではロジックなど歯が立ちません。
論理の世界を超えた人の感情の問題と対峙することになります。

たとえば、目の前ではこちらの申し上げることをすべて理解し、再生プロジェクトの一番の理解者だと思っていた人が、実は変革への最大の抵抗勢力だったということが後から明らかになるなど、人間の二面性への配慮も必要となります。
こういった人間の複数性といったものにどのように対峙するかなどということは机上では絶対に学べません。
人間の心理の問題などは、本当にリアルな現場でしか学べないことだったと思います。

ビジネスの推進力であるスタッフなどの「深層心理に潜むホンネを理解すること」も、再生実務の中で学んだ大きな知見であり今でも大きな財産になっています。

再生フェーズの企業から様々なフェーズの企業のコンサルティングへ

このように再生実務を通して学んだ種々の知見をベースに、現在では大阪を初め全国の様々なフェーズのクライアントのビジネスのお手伝いをさせていただいています。
売上高規模でいうと中には数百億円の企業もありますが、一方で10億円に満たない企業もあります。
利益率でいっても高い利益率を誇る優良企業もあれば、現状ではまだ低い利益率を甘受している企業もあります。
業種、規模、キャッシュフロー状況等すべて違いますが、どのフェーズにある企業でも、問題だらけだということだけは共通しています。

「うちの会社には何一つ問題などないよ。」というようなこと自体が、「問題を認知できていない」という問題であるわけです。

どのようなクライアントであっても、問題の認知から始まり、原因があるタイプの問題であれば原因を探索し、その原因を解消するために課題を設定し、対策を考案し実行するという私の思考の流れは変わりません。

今では様々な観点から問題を認知することが可能となっていますので、概況をヒアリングするだけで、課題の仮説設定、対策の仮説レベルのアイデア出しも複数頭に浮かぶようになっています。

マーケティングレベルのお話でも、オンラインからオフラインまで一気通貫でどのようなコンセプトで軸を通すかなどもいろいろ仮説を立てつつマネジメントのお話を伺うことができるようになっています。

公認会計士がコンサルティングを実施することの強み

私は公認会計士です。公認会計士として、数字という見える化の道具を使い倒す「会計的な思考」と、実務で学んだ「実践的なマーケティング思考」とのハイブリッド型の思考ツールを備えていることが、一般的な公認会計士の先生方とも異なる、また、一般の経営コンサルタントの方とも異なる私の強みだと考えています。

クライアントのマネジメントの方々からもそのようなご評価を頂戴しています。

「数字」は「言葉」と並んで人間の発明した最高の抽象化ツールです。
「数字」をうまく使うことで視界が悪くなっているビジネスがすっきり見えやすくなります。

「言葉」は世界から概念を切り取る最高のツールですから、「言葉」の力があれば新しい概念(価値)を世の中に提示できたり、時代に取り残されて古くなった価値を新しいものに書き換えるという操作が可能になります。

したがって、「数字」と「言葉」の双方を自在に扱うことができるコンサルタントがいれば、あなたのビジネスにとってはまさに鬼に金棒なのですね。

ここで「実践的」と表現しているのは、そこには「人の気持ち」が大きくかかわってくるのだということを付け加えたいからです。
机上で語られるマーケティングではなく、人間としての生々しい心情をも考慮したものが「実践的マーケティング」です。

「世界をより良い場所にする」ために自分がすべきこと

大きな未来を描きます。私は会計専門家として社会に奉仕する役割を得て、大阪の地で20年近くにわたって多くの中堅・中小企業の現実をつぶさに見てきました。

その中堅・中小企業のおよそ7割が赤字であるといわれています。
その大きな原因は中堅・中小企業に日々接することが可能な、税理士や独立公認会計士という会計専門家にあるのではないでしょうか。

私も含め全国の会計専門家が、税務や会計の範疇に自らの専門性を限定せず、クライアントの経営全般の相談に乗って指導することができたのであれば、日本の中堅・中小企業の業況はもっと良くなっていたはずだと思うのです。
その結果、地方にもっと多くの雇用が生まれ、問題が顕在化しつつある過疎化にも歯止めがかかっていたかもしれません。

日本の中堅・中小企業のすべてを黒字化できれば、日本の社会はもっと良くなるはずです。
法人税の税収も数兆円から数十兆円の増収が見込まれ、その増収分をこれからの未来を創る子供たちの教育資金に使ってもらったり、社会的弱者の対策に使ってもらったり、地方の衰退の問題に使ってもらったりできるわけで、日本という社会はもっともっと住み良い場所になるはずです。

「日本の中堅・中小企業のすべてを黒字化する」などということは私一人では到底実現できません。
でも、日本中で活躍する会計専門家の先生方が、クライアントの経営全般を適切に指導することができたなら、このビジョンの実現は夢ではないと思っています。

他の会計専門家の先生が続けるような道を作り、経営を指導する会計専門家の範たることが私の使命だと考えています。そのためにはもっともっと素晴らしい成功事例を重ねて、大阪の地より全国に発信し続けなければいけないと考えています。