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2001年にYahoo!B.Bがモデムを無料配布したことをきっかけとして、国内ではインターネットの利用率が急速に高まりました。
2006年には国内のインターネット普及率は70%を超え、インターネットを介して様々な情報が届けられるようになりました。

このような中、多くのウェブ製作業者がビジネスを開始し、中小企業の多くにも彼らからセールスがかかり、今では大企業のみならず、大半の中小企業も見栄えの良いウェブサイトを持つに至っています。

中小企業の経営者は、ウェブサイトが営業の機能を一部担ってもらえることを期待して(そのような営業トークを信じて)、数百万円の製作費を投入したわけですが、中小企業のウェブサイトのほとんどは営業として、つまりは集客ツールとして機能していないと言われています。

集客ツールとして役に立っていないウェブサイト

ウェブサイトの効果です。上のグラフは、少し古いですが2014年版の中小企業白書(総務省)に記載された、「小規模事業者のホームページ活用状況」に関わる調査のデータをまとめたものです。
ウェブサイトを導入した小規模事業者の1年間の販売先数の変化を表したものになります。

小規模事業者の3.7%しか「顧客数が大幅に増加した」と回答しておらず、ウェブサイトを導入したにも関わらず「大幅に減少した3.4%」、「やや減少した7.4%」という回答もあり、「変わらない51.4%」と、半数以上の事業者が何ら効果を実感できていないという驚くべき事実があります。
「やや増加した31.4%」というたいして効果を実感できていないような回答を含めると、実に96.3%の事業者がウェブサイトの導入には期待したほど効果がなかったと回答しています。

2014年と少し古いデータではありますが、この事実は2020年の現在でも中小企業事業者にはほぼあてはまると私は考えています。

なぜならば、私がこれまでのコンサルティングの依頼を受けて入った会社の全て(中にはウェブサイトがない会社もありましたが)で、こういう悲惨な状況だったからです。
数百万円の高い投資を行って、効果が全くないと感じている経営者ばかりで、実際にウェブサイト導入前と導入後では集客数、売上に変化などほとんどないクライアントばかりでした。

なぜ、このようなことが生じているのかというと、最も大きな原因は多くのウェブ制作会社にウェブ・マーケティングのスキルがないということです。

特に目立つのがウェブサイトに掲載するコンテンツを会社で考えてくださいと、ウェブ製作会社がクライアントに丸投げしているケースです。
会社が載せたいことを載せましょうと言わんばかりのひどい指示で、検索者の検索意図などまるで考えていないような作り方をするウェブ制作会社が多いようです。

多くの中小企業経営者は、ウェブ製作とウェブ・マーケティングは一体のものと思い込んでしまっています。
なぜなら、ウェブ製作の営業を受ける際に、「ウェブサイトが営業機能の一部を担う」というセールストークを受けてそのまま信じてしまうからです。
ところが、実際のところ、ウェブ製作会社にはウェブを製作するスキルしかなく、ウェブ・マーケティングのスキルには乏しい会社が大半です。
にもかかわらず、ウェブ製作会社の大半は、ウェブ製作が完了すると、ウェブ・マーケティング・コンサルティング契約を結ぼうと迫ってきます。

そして、ウェブ製作後にウェブ・マーケティングのコンサルティングを受注して、毎月1回Googleアナリティクスの基本管理画面を印刷した資料を持参して、ページビューがこれだけでした、滞在時間が〇分でした、みたいなことだけを報告しているウェブ制作会社も実際にありました。
キーワードの探索やコンテンツ製作指導を通じたSEO対策など何もなく、ウェブ・マーケティング・コンサルティングと称しているウェブ制作会社がとても多いのです。

もちろん、中には高いウェブ・マーケティングのスキルもあり、実績が素晴らしいウェブ制作会社もありますが、ごくごく限られていますし、残念ながら多くの中小企業はそういった素晴らしい会社にウェブ・マーケティングをお願いできるだけの予算が取れません。

ウェブサイトは、しっかり使えば集客のためのツールとして十分機能しますし、SNSとの併用でその機能をより高めることも可能な素晴らしいツールです。

しかし多くの中小企業では、上記で書いたようなひどい目に遭った経験が災いして、「ウェブサイトは使えないもの」という思い込みが多くの中小企業経営者の頭の中を支配してしまっていて、ウェブ・マーケティングに関心すら持たなくなってしまっています。これは非常にもったいないことだと感じています。

ウェブ・マーケティングに求められている基本的なこと

Web contents marketingです。Googleが事業者に求めているのは、検索者の検索意図に合う「良いコンテンツ」で溢れたウェブサイトです。
そういったウェブサイトであれば、Googleの検索プラットフォームでGoogleから高い評価を受け、狙った検索キーワードで上位表示が可能です。
業界によっては多くの事業者が全くウェブマーケティングを実施していないとしか思えない業界もあって、そのような業界ではいち早くウェブマーケティングを実施すれば高い確率で狙ったキーワードで検索1位をとることは現在でも十分可能です。
狙ったキーワードで検索1位をとれれば、その検索キーワードで検索した人の大半はクリックして自社のウェブサイトを訪問してもらえますから、集客にも成約にも高い効果を発揮してくれます。

中には、検索上位をとることが難しい業界もあります。
たとえば、飲食業界で、「和食 大阪」という検索キーワードで検索してみればわかりますが、1ページ目に現れるウェブサイトのほぼ全てが、食べログやRettyなどの飲食系のキュレーション・メディアになってしまっています。
こういったメディアは、あくまで情報のキュレーション・メディアであってGoogleの求めるオリジナルなコンテンツからは程遠いにも関わらず上位表示されてしまいます。
これは、情報量(コンテンツ数)が圧倒的に多いことと、キュレーションされた情報を求めている検索者が多いことから、検索者の利便性を高める点が評価されているからに他なりません。こういった激戦区の業界では、狙うキーワードを少しずらすなどの検索キーワードの選定でテクニックが必要になってきます。

こうやって選定したキーワードを使いつつ、検索者の検索意図の合うコンテンツを準備して、検索者の抱えている問題を解決してあげることが現代のウェブ・マーケティングに求められてる中心課題です。この点をおざなりにして、ウェブサイトに載せたいことを載せても検索者は見向きもしません。

ウェブ・マーケティング・コンサルティング

Wurdpressがおすすめです。現在では無料で使えるCMS(Contents Management System=コンテンツ・マネジメント・システム)も素晴らしいものが多く出来上がっています。
中でもWordpress(ワードプレス)は世界中の多くの事業者(約4割程度)が使っているCMSであり、これを使って自社でウェブサイトを作ってしまって、自社内でウェブサイトの管理とウェブマーケティングを内製化することが十分可能な時代になっています。

そのような方向でウェブの製作を考えれば製作コストなどほぼゼロ円でできてしまいます(サーバーのレンタル費用と、有料テーマの購入費とで最低2万円程度は必要です)。

デザイン(スタイリング=見た目)もこだわるべき業種もあるかと思いますが、そこまでこだわる必要がなければ外注する必要もないですし、徐々にウェブ製作に慣れてきてCSSなどもマスターできたら、ゆっくりデザインに手を加えることで十分だと思います。
最初からどうしてもデザインにはこだわりたいということであれば、ランサーズ等のクラウドサービスを使って、安いコストでデザインだけ外注することも可能な時代です。

多くの中小企業が役に立たないウェブサイトを作ってしまって、事業の効率化に役立つどころか不良資産化してしまっているかわいそうな事例を多く目にしてきました。

そんなことから、できるだけ安いコストで効果のあるウェブサイトをできるだけ外部業者を使わず自社で管理できるような方法で導入することをお勧めしています。
自社内で製作してウェブマーケティングを実施することで、中小企業ではかなり貴重なウェブマーケティングに関する知識とスキルが社内に蓄積できることになります。

ウェブサイト製作業者は、ウェブサイトを作ることがビジネスのメインであり、ウェブサイトを製作するために多くの人員を抱えていたりしますから、どうしてもウェブサイト1つに数百万円頂かないと割が合わないのです。
その上、ウェブサイトを納品後に役に立たないウェブ・マーケティング・コンサルティング契約や保守契約を結ばされて、月々5万円から10万円も払っている事例を多く見てきましたが、全く中身のない役に立たないサービスばかりでした。

当社では、貴社の事業に合わせて、ウェブサイトの全体設計をはじめ、キーワード選定からコンテンツ作成に至るまでのSEO対策も含めて、集客に機能するウェブ・マーケティングをご提案します。ご予算がない場合には、こちらで製作するウェブ・サイトを毎月廉価でリースでご契約いただくことも可能です。

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